暑さに負けない体づくり

こんにちは。かえで治療院の髙松です。

お久しぶりの更新になってしましました。

さて、今年の夏も暑さをまた更新していますね。

なんと世界の平均気温が10万年以上ぶりに高くなったと言われています。

そこで今回は暑さに負けない体づくり夏バテ対策をご紹介します。

夏バテの原因

免疫力の低下や自律神経の乱れから起こります。

  • 水分やミネラルの不足
  • 暑さによる食欲不振
  • 外の暑さとクーラーの効いた涼しい部屋との行き来
  • 冷たい食べ物ばかりを食べて内臓が冷える
  • 暑さに体が慣れていない       など

食欲の低下は免疫力を下げ、感染症や鬱などの症状に陥りやすくなります。

不定愁訴(ふていしゅうそ)といわれる原因がわからないけどなんとなく不調という状態になったりします。

例えば肩こりや不眠、冷えやむくみ、イライラ・だるい、原因なく落ち込む…などの症状です。

人の体は気温差に弱いので、暑いと涼しいの繰り返しにより自律神経は乱れるのです。

とはいえ、この暑さでクーラーを使わないと熱中症の危険もありますよね。

どうすれば夏バテをせずに過ごせるようになるのでしょうか。

結論はとてもシンプルです。

ズバリ!

環境・食事・睡眠・運動を整える。

わかっていてもこれができないんだよ…という声が聞こえてきそうですね。

身構えなくとも少しの心がけでだいぶ変わりますのでご安心ください。

対策

暑さに負けない体を作るにあたっていくつかポイントがあります。

ポイント1

体にとって「快適」な状態を保つ。

外にいて暑すぎる、室内の冷房が寒すぎるなど、まずは体の不快感をなるべく取り除きましょう。

温度調整のできる服装や、外にいる時は日傘を持つなどもいいでしょう。

暑すぎる、寒すぎるの繰り返しは自律神経の乱れを引き起こします。

ポイント2

体を冷やしすぎない

クーラーの効いた部屋で冷たい飲みものや食べ物だけを摂っていたり、

お風呂はシャワーで済ませ、クーラーの設定温度を28度以下のまま薄着で寝るなど

夏の暑い時期はついやってしまいがちですが、実は体の芯は冷えきっていたりします。

実は冬よりも体の代謝が下がりやすいとされるのが夏です。

湯船で暖まったり温かい汁物を飲んだりなど、体を冷やしすぎないようにしましょう。

ポイント3

水枕を使って良い睡眠をとる

頭寒足熱という言葉のとおり、頭には血液がのぼり熱くなりやすいです。

特に情報に溢れている現代では、頭を使う頻度が昔よりも増えているといわれています。

頭に熱がこもると寝つきが悪くなったり、頭痛や肩こりも引き起こしやすくなります。

そこで水枕を使用して頭を冷やすようにしましょう。

お風呂から出る時にシャワーの水で頭を冷やすのもおすすめです。

ポイント4

こまめな水分補給をする。

水分補給で大切なのは「こまめな」水分補給です。

夏場は特に汗の量も増えて体の水分は不足しがちになります。

喉が渇いてしまう前にこまめに水分補給をしましょう。

またその際にはミネラルが多く含まれていて、利尿作用のある成分の入っていない飲み物を選んでください。

お水や麦茶、ルイボスティー、蕎麦茶がおすすめです。

但し、経口補水液や清涼飲料水(スポーツドリンクなど)の飲み過ぎは注意です!

その理由は後ほど述べます。

ポイント5

バランスの良い食事を摂る。

季節に関係なく健康には必要不可欠なのが食事。夏は特に食が細くなってしまう人も多いと思います。

ポイント2でも紹介しましたが、夏はつい冷たい食べ物や飲み物を多く摂ってしまいます。

冷たいものばかり摂ると胃腸が冷えてしまい、消化機能が低下し、食欲が落ちてしまいます。

食欲が落ちるとまた冷たくあっさりしたものを好んで食べるようになり、負の連鎖が起きてしまうのです。

夏こそ温かいご飯や味噌汁を飲むなど、バランスの良い食事を心がけて胃腸の状態を整えてあげましょう。

冷たいものが全くダメなわけではなくバランスが大事です。

食欲が落ちてご飯を食べるのが辛い時は温かい素うどんがおすすめです!

うどんは栄養価が高く口当たりも良いです。

ポイント6

簡単な運動をする。

ストレッチや簡単な筋トレなどを行いましょう。

夏は冷房などで体が冷え、代謝が落ちやすくなります。

腹筋・腕立て伏せ・スクワットのどれかを10回でもやるとだいぶ違います。

空いた時間に少しだけで十分なのでぜひやってみてください。

暑い夏に気をつけたい病気

夏風邪

自律神経の乱れによって免疫力の低下が起こります。

免疫力が低下すると体がウイルスに勝てなくなり夏風邪になります。

熱中症

暑い環境にいることでもなりますが、自律神経が乱れることによって

体温調節がうまくいかず、涼しいところにいたとしても熱中症にかかりやすくなります。

室内や涼しい場所にいたとしても注意が必要です。

うつ病などの精神疾患

主に自律神経の乱れによって起こるのですが、

不快な環境に居続けることや体の不調が続くことにより体が耐えられなくなることがあります。

それによりうつ病などの精神疾患になることもあるのです。

糖尿病

夏によく飲む経口補水液やスポーツドリンクによって塩分や糖分の摂りすぎが起こります。

特にスポーツドリンクを過剰に摂ることは要注意です。

スポーツドリンクは糖分が非常に多いため、摂りすぎることにより糖尿病になる恐れがあります。

また、暑さで汗をかき脱水状態のまま飲むアルコールは糖質を吸収しやすく糖尿病のリスクを上げてしまうことがあります。

こまめにお水などを一緒に摂ることで糖尿病へのリスクは軽減されます。

不眠症

夏は寝苦しく、寝つきが悪いことが多くあります。

睡眠時間が短くなることが続き、睡眠リズムが乱れてしまうので不眠症になってしまう人もいます。

意外と怖い!体を疲れさせる行為

風の当たりすぎ

夏場に体を疲れさせてしまう行為として意外と知られていないのが

風に当たり続けること」です。

夏はクーラーや扇風機、海風などつい風の当たるところに長時間いたりします。

風で体が疲れる仕組み

風に当たると体が冷えます。

体は冷えた分だけその体温を作ろうとします。

それが繰り返されることによって体は知らず知らずのうちに体力を奪われ

疲れやだるさにつながっていきます。

対策

  • 扇風機は首振りにする
  • クーラーの風を上向きや首振りにしておく
  • 海風に長時間当たる場合はタオルなどを羽織っておく
  • 適度に着替える(汗をかいた状態の衣服は冷えやすいため)

まとめ

夏の暑さに負けない体づくりのポイント

  • キーワードは自律神経と免疫力
  • 体を冷やしすぎない
  • バランスの摂れた食事を心がける
  • 良い睡眠をとるために頭を冷やす
  • 簡単な運動を短時間でもする
  • 風の当たりすぎに注意

以上、みなさんも年々暑くなっていく夏を元気に乗り切りましょう!

かえで治療院では自律神経を整える施術も行なっています。

暑さによるだるさや不調でお悩みの方もご来院いただいております。

お悩みの方はいつでもご相談ください!