【スーパーフードシリーズvol.1】「おかわかめ」の栄養素と簡単レシピを紹介!
こんにちは。阿賀野市水原にある痛み・痺れ専門のかえで治療院 院長の髙松です。
9月も後半になりましたが、まだまだ残暑が続いていますね。
朝晩の寒暖差も激しくなってきましたので、温度調整のしやすい服装でお出かけください。
さて、本日はあまり知られていないスーパーフードのご紹介をします。
それは…「おかわかめ」です。
みなさんは食べたことありますか?僕は今年になって初めて食べました。
初めてみる食材だったので栄養分を調べたら、スーパーフードと呼ばれるほどの
豊富な栄養素があることがわかったので、ご紹介します。
目次
おかわかめとは
おかわかめはかつて中国から日本に伝わったとされており、
「アカザカズラ」「雲南百薬」「琉球百薬」とも呼ばれているそうです。
夏にツルを伸ばし葉が大きくなるため、6月〜10月に採れる暖かい季節の食材です。
茹でると粘り気が出てわかめに似た食感になります。
熱帯地域が原産の植物なので暖かい地域での栽培に適しているそうですが、
治療院のある新潟県や、北海道でも比較的暖かい場所では育つそうです。
アカザカズラ(学名: Anredera cordifolia)はツルムラサキ科のつる性多年草である。南アメリカ原産の野菜で、観賞用にも栽培される。 多肉質の葉とムカゴを持ち、非常に重い蔓となる。そのため、他の樹木や草に絡まって、枝を折って倒すことがある。一般的にはオカワカメの名で知られるが[2]、他に雲南百薬[2]、琉球百薬とも呼ばれる。
wikipedia
栄養素
百薬と呼ばれるくらいなので、おかわかめには豊富な栄養素があります。
葉酸やミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅)、ビタミンAなど
糖尿病予防や、血液サラサラ効果、貧血、生理痛、白内障などなど
健康を助ける様々な効果が期待されており、まさにスーパーフードなのです!
注目したいのはその栄養価の高さです。
- マグネシウムはレタスの8倍
- 銅はキャベツの8倍
- カルシウムはピーマンの6倍
- 亜鉛はニラの2.5倍
と、言われており売っているのを見かけたらぜひ食べていただきたい食材です。
葉酸
ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるビタミンです。
代謝にも関与していてDNAやRNAなどの核酸やたんぱく質の生合成を促進し、細胞の生産や再生を助けます。
妊婦の方が葉酸を十分に摂取することで、胎児の脊髄の先天異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。
妊娠時は必要な量が普段の約1.8倍にもなるのでサプリメント等を利用し意識的に摂るといいとされています
マグネシウム
300種類もの酵素の働きを助けたり活性中心となるミネラルです。
エネルギー産生に深く関わっており、栄養素の合成・分解過程のほか、遺伝情報の発現や神経伝達などにも関与しています。
また、カルシウムと拮抗して筋収縮を制御したり、血管を拡張させて血圧を下げたり、血小板の凝集を抑え血栓を作りにくくしたりする作用もあります。
銅
腸管から吸収されて肝臓へ送られた後にたんぱく質と結合して、約10種類の酵素の活性中心に結合して様々な働きをします。
貧血予防に欠かせないミネラルです。また免疫力を高める効果もあるほか、動脈硬化の予防にも効果があります。
エネルギー生成や鉄代謝、活性酸素除去などの他、細胞外マトリクスの成熟、神経伝達物質の産生などにも関与しています。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分になるほか、細胞の分裂・分化、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに関与しています。
骨は約3ヶ月のサイクルで、骨形成(骨へのカルシウムなどの沈着)と骨吸収(骨からのカルシウムなどの溶出)を繰り返しています。
亜鉛
亜鉛は数百におよぶ酵素たんぱく質の構成要素として、さまざまな生体内の反応に関与しています。
アミノ酸からのたんぱく質の再合成、DNAの合成にも必要なので、胎児や乳児の発育や生命維持に非常に重要な役割を果たしています。
骨の成長や肝臓、腎臓、インスリンを作るすい臓、精子を作っている睾丸など、新しい細胞が作られる組織や器官では必須のミネラルです。
また、体の細胞にダメージを与える活性酸素を除去する酵素の構成成分であるほか、味覚を感じる味蕾細胞や免疫反応にも関与しています。
近年、亜鉛サプリメントの摂取は空腹時血糖値の低値と関連が認められたことが報告されています。
おかわかめの食べ方
おかわかめは生でも茹でても食べられます。
茹でると粘り気が出て、まさにわかめのような食感になるのが特徴です。
サラダやおひたし、和え物に向いていると言われています。
実際におかわかめを購入し、食べてみました。
生のままではかなり青い香りがするので苦手な方は茹でるのがおすすめです。
茹でると粘り気が出て、確かにわかめに似た見た目や感触になりました。
今回は実際に食べておいしかったレシピを紹介します。
レシピの詳細はリンクからみてくださいね。
トマトとおかわかめの小鉢
1〜2分茹でたおかわかめは粘り気もありますがしゃきっとした食感も少し残ります。
トマトの酸味と塩昆布の塩味とおかわかめの食感であっさりしていて
あと1品欲しい時の副菜にぴったりでした。
おかわかめとオクラのおかかあえ
写真はオクラが見えにくいですが入っています。
オクラもおかわかめも粘り気があるのでねばねば食材が好きな方におすすめです
ポン酢しょうゆに絡めるとおかわかめの青い香りがかなり緩和された気がしました。
青っぽい香りが苦手な方にはお浸し系がいいと思います。
おかわかめと梅のポテトサラダ
今回作った中ではイチオシなのがこちらです。
ポテトサラダにおかわかめのしゃきっとした食感が想像以上に合いました。
青みの強い香りもマヨネーズや梅と合わせるといいアクセントになっていて味のバランスも良かったです。
レシピでは昆布茶を使用していますが、家になかったので顆粒だしを使用しました。
まとめ
- おかわかめは栄養素豊富なスーパーフード
- 葉酸・ミネラル・ビタミンAがたっぷり
- 糖尿病予防や、血液サラサラ効果、貧血、生理痛、白内障などに効果が期待される
- 旬はあたたかい季節
- 生でも茹でても食べられる
- 茹でると粘り気が出てわかめに似た食感になる
スーパーなどで売っているのはなかなか見かけない食材ではありますが
見かけたらぜひ食べてみてくださいね!