ダイエットに最適な季節
こんにちは。かえで治療院 院長の髙松です。
盆が過ぎ、あっという間に夏も終わりを迎えようとしていますね。
今年はまだまだ残暑が続きそうですが、秋はもうすぐです。
今回は秋が近づいてきたこの季節に知っておきたいダイエットに最適な季節について!
体の知識を知ることはダイエットの近道でもあります。
最適な季節に最適なダイエットをして理想の体に近づきましょう!!
目次
本来は冬の方が痩せやすいって本当!?
いつの時代でもトレンドに入り、特に若い女性を中心に話題に欠かせないのがダイエット。
夏が近づくと「薄着になる前に痩せなくちゃ!」という人が毎年何人も現れます。
ただあまり知られていないのですが、実は夏は痩せずらいんです。
体の仕組み的にはダイエットにおすすめなのは夏ではなく冬。
今回はその理由とおすすめダイエット法を紹介します!
冬が痩せやすい理由
基礎代謝とは
ダイエットを効率よく進めるために必要なのが基礎代謝を上げることです。
基礎代謝とは生命を維持するために最低限必要なエネルギーのことで、
1日の消費エネルギーの約60%を占めるともいわれています。
私たちの体は、呼吸をする、心臓が動く、血液が流れるなど
生命を維持するために多くの機能が常に動いています。
この生命を維持するために必要な最低限のエネルギーが基礎代謝なのです。
つまり基礎代謝が上がると何もしなくても1日の消費カロリーが上がり、痩せやすくなるということです。
冬は基礎代謝が上がりやすい
冬は寒いため、体温維持のためにヒトの体は熱を生み出そうと活発になります。
外気が寒ければ寒いほどに熱を生み出そうとするので、基礎代謝は上がっていきます。
「夏は汗をかくからカロリーを消費しているんじゃないの?」という声も聞きますが、
実は暑くて汗をかくというのは体温調節で体を冷やそうという働きで起こります。
そのため熱を生み出す必要もなく他の季節に比べると基礎代謝は下がりやすくなります。
基礎代謝を上げる習慣
1日の消費カロリーの60%以上を占める基礎代謝。
冬の寒さ以外にどうしたら基礎代謝は上がりやすくなるでしょうか?
筋肉量を増やす
基礎代謝のうちの多くを占めるのが筋肉。
筋肉量を増やすことで基礎代謝を上げることができます。
特におすすめなのが体の大きな筋肉を鍛えること。
太もも・お腹・胸・背中あたりを鍛えてみましょう。
トレーニング方法は後ほどご紹介します。
筋トレをすると体が太くなるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、
筋肉を太くするまで鍛えるには、相当キツい負荷をかけなければならないので、
自重(重りやマシンを使わないトレーニング)なら問題ありません。
体を温める
胃や腸などの臓器は冷やし過ぎないようにしましょう。
先ほど外気が冷えると基礎代謝は上がると言いましたが、冷え過ぎは禁物です。
特に消化機能は自律神経にも大きく関わってきます。
体が冷え消化機能が低下し自律神経が乱れると基礎代謝にも影響してきますので、
体の芯は冷えないように注意していきましょう。白湯を飲むのがおすすめです。
血流を良くする
水分をたくさん摂るように心がけましょう。
寒くなってくる水分摂取と量が少なくなりやすいです。
水分の多く含む食材を摂る、2時間起きなど決まった時間に少しずつ飲むなど
水分をたくさん摂って血液の循環を良くしておきましょう。
筋トレを行うのも、血液の循環にとっていいこと
消化機能を整える
基礎代謝の多くを担うものに「肝臓」があります。
肝臓は有害物質の解毒や分解をしてくれる臓器です。
油っこいものの食べ過ぎは控え、消化に良いものを心がけて食べ肝臓の負担を減らしましょう。
そして胃や腸の腸内環境も整えるとさらに効果が上がります。
体質にもよりますが、発酵食品や乳製品をうまく取り入れてみてください。
ダイエットの成功の秘訣は量を減らすことよりも食べ物の質を変えることです。
おすすめのトレーニング法
引き締まった体になりたい!スタイル良くなりたい!という方、
痩せたらリバウンドはしたくない!痩せた体型を維持したい!という方は
食事だけではなく、しっかりと運動を取り入れてダイエットをすることをおすすめします。
脂肪より筋肉のほうが重いですが、表面積は小さく引き締まって見えますし、
筋肉量を増やして基礎代謝を上げれば、リバウンドのしにくい体質になれます。
大きな筋肉を鍛える
太もも:ワイドスクワット
スクワットにもいくつか種類がありますが、今回はワイドスクワットをご紹介します。
- 足を肩幅よりも大きく開く
- 膝とつま先をしっかり外側にむける
- 手を頭の後ろに組み、胸を張る
- ゆっくり膝を曲げる(できる方は5秒くらいかけて膝の角度90度を目指しましょう)
- 曲げた時間と同じだけゆっくり戻す
お腹:クランチ
- 仰向けになり、両膝を曲げて太ももを垂直にあげる。
- 膝の角度を90度になるようにし、足を腰幅に広げる
- 手を頭の後ろに組み、頭を持ち上げる(スタートポジション)
- お腹を丸めながらゆっくり上半身を持ち上げる
- スタートポジションまでゆっくり下ろす。※頭を最後まで下ろしきらないように注意
胸:プッシュアップ(腕立て伏せ)
- 腕を肩幅より少し広めに開き、手のひらをしっかり床に置く
- 足を伸ばし頭からつま先までが一直線になるようにする(プランクポーズ)
- 上半身がぶれないようにゆっくり腕を曲げる
- 曲げたのと同じ時間をかけてゆっくり伸ばす
※膝を伸ばすのがキツい方は膝をついた状態から始めてもOK
背中:タオルでラットプルダウン
- フェイスタオルの端を持ち、両腕を大きく広げる
- 頭の上に両手を上げる
- 肩が上がらないように注意しながら胸を張る
- ゆっくりと肘を曲げて体の後ろにタオルを下ろす
- 曲げた時間と同じ時間をかけて戻す
秋から冬にかけてのおすすめトレーニング
秋冬は体が冷えた状態からトレーニングをすることが多いので、
まず最初に軽いウォーキングやランニングなどの有酸素運動で体を温めてから
しっかりと筋トレをするのをおすすめしています。
体温が上がるとその分脂肪燃焼効果も高まりやすく、また怪我の防止にもなります。
もちろん最初に準備運動も欠かさず行ってくださいね!
夏におすすめのトレーニング
夏は冷たい飲み物や食べ物を食べたり、冷房などで意外と体の芯が冷えやすいです。
そこで夏におすすめのトレーーニングは体幹トレーニングです。
筋肉の動きには、縮む、伸びる、維持するの3つがありますが、
ここでは維持するタイプのトレーニングをおすすめします。
代表的なのは「プランク」と呼ばれるトレーニングがあります。
体の芯が鍛えられて基礎代謝が上がるのはもちろんのこと、
暑さで体力がないという時でも比較的取り組みやすいトレーニングです。
まとめ
- ダイエットの成功には基礎代謝を上げることが必要
- 冬は夏よりも基礎代謝が上がりやすいので痩せやすい
- 基礎代謝を上げるには筋肉量を上げよう
- 腸内環境を整える、血流を良くするなどのインナーケアも必要
- 寒い季節のトレーニングは軽い有酸素運動で体を温めてから
- 暑い季節のトレーニングこそ、体の芯をしっかり温め基礎代謝を上げよう
今年の秋冬はこの記事を参考にして基礎代謝をしっかり上げながらダイエットしましょう!
かえで治療院は患者様のダイエットについてもご相談に乗っています。